国語の取り組み方について
ピグマキッズくらぶでは、思考力や記述力を高めることを目的としています。
特に、ピグマのテキスト(国語)では毎月、読むことや書くことの楽しさを味わえる良質な物語文や説明文を取り上げ、読解力や表現力、記述力の向上に力を入れています。ここでは、こうした長文問題の取り組み方について、ご案内いたします。
長文問題が得意となるために
段階的な工夫をしながら
「読む」「書く」の積み重ねをしましょう
①朗読教材を活用して、長文の問題に
取り組みやすくしましょう。
ピグマの国語のテキストには毎月、「ピグマ図書館」という長文の物語文と、それに対する設問が掲載されています。1年生でも、ある程度長めの文章を取り上げているのは、低学年のうちから、文章を読む楽しさを味わうことが大切だと考えるからです。
しかしながら、長い文章を読むことに慣れていないお子様にとって、紙の上に並んでいる文字から具体的な物事をイメージすることは、大人が想像する以上に難しいことです。そこで、慣れるまでは、添付されている朗読を聞くことから始めてみましょう。朗読で物語全体の流れをつかんだら、次に、朗読を聞きながらテキストの文章を目で追っていきましょう。そして最後に、声に出して文章を読んだり、黙読したりしてみてください。
「聞く」学習も、国語の力を養っていくうえでは大切です。また、テキストを見ずに朗読だけを聞くことで、集中力が養われる効果もありますから、ぜひ朗読教材をご活用ください。
文章の内容を理解する段階では、本文を程よいところで区切って、登場人物や場面、人物の気持ちについて、一つひとつお子様と確かめながら読み進めていくのも良い方法です(文学的文章の場合)。設問の数も多いので、最初のうちは2~3回にわけて取り組むようにするといいでしょう。
②まずは書けたことをほめましょう。
また、語彙力を育てることも大切です。
「読むことはできるけれど、自分で文を考えて書くことが苦手」という場合は、解答の要素となる内容を書き出していくことで、解答の中心となる事柄を網羅した解答ができる場合が多くあります。文章の内容はきちんと理解できているということですから、説明不足な解答でも、まずは書けたことをほめ、だいたいの内容が合っていれば「○」を付けてあげてください。そのうえで「こうすればもっと良くなるよ」とアドバイスしてあげてください。
どうしても書けない場合は、学習指導書の模範解答例をもとに保護者の方が解答を作り、その一部を空欄にしてキーワードをあてはめるようにするのもよいでしょう。また、解答の要素の数に応じた字数制限を設け、答えてもらうのも一つの方法です。
低学年のお子様の場合、記述に必要な語彙力が十分に身についていないため、文章が書けないこともあります。語彙が少ないと、自分が感じたことを的確に表現することができません。ピグマの国語のテキストに掲載されていることばの問題は、クロスワードパズルなどの遊びを通じて語彙が増えるように工夫されています。楽しみながらいろいろなことばを覚え、その覚えたことばを日常生活でつかうようにすると、語彙力が身についてきます。
③読書習慣を身につけ、さまざまな文章に
触れよう
読解力や記述力を高めるためには、日ごろから読書を通じていろいろな文章に触れることが大切です。お子様が興味を示す本であれば、国語学習に直結する内容でなくてもよいと思います。まずは、おもしろいと思える本に出会えるようにすることが大切です。お子様が心からおもしろいと思える本に出会うことができれば、以後は自分から進んで本を読むようになり、読書の習慣がついてきます。ピグマの学習指導書や進学情報誌さぴあでは、良書を紹介する「ブックガイド」のページがありますので、ぜひ参考にしてください。